日本団表チームにエールを!世界選、終盤戦に突入

8月31日からブラジル・エスピリトサント州のカステロにて開催されている第19回FAIパラグライディング世界選手権が、あと2日のタスク予定日を残し、大詰めを迎えている。

日本から代表選手として出場しているのは、岩﨑拓夫選手、小林大晃選手、平木啓子選手の3名に加え、チームリーダーで長島信一氏だ。

オープニングセレモニーでの日本代表チームの面々。左から、小林大晃選手、平木啓子選手、岩﨑拓夫選手、長島信一チームリーダー。

開催地のカステロは、リオデジャネイロから北に約7時間の場所に位置する。海にほど近い立地条件で、海抜高度わずか100m低地ながら丘陵地帯に囲まれており、海陸風のコンバージェンスが頻繁に発生する。また気象予報がなかなか当たらず、トリッキーな条件になりがちなフライトエリアでもある。

タスクは9月2日~12日の11日間が予定されているが、レストデイを挟んだこともあり、現地時間の9月11日朝現在、ここまでに成立したタスクは6本。

前評判通り、フランス勢が今回も圧倒的な強さと層の厚さを見せつけている。総合暫定トップ3はいずれもフランス人選手で、バプティスト・ランバート、オノラン・アマール、ジュリアン・ヴァーツ。
女子の暫定順位は、フランスのコンスタンス・メッテタルがトップ、アメリカのアレクシア・フィッシャー、カナダのリンジー・ハイネスと続く。
国別では、フランスが暫定トップ、続いてスペイン、イタリア。

予測の難しいコンディションが続く中、連日のようにトップからわずか数分以内に100人近い選手がゴールになだれ込むようなハイレベルのレースが展開される。わずかなミスで大きく順位が落ちてしまう状況の中、タスク1、2で出遅れてしまった日本代表チームは苦戦を強いられている。

現時点での国別順位は26位。個人では、日本人最高位は、岩﨑選手の63位。続いて小林選手が88位。平木選手は90位で、女子では9位となっている。

岩﨑拓夫選手

小林大晃選手

平木啓子選手

残すタスクはわずは2本だが、日本代表選手の皆さんが本来の実力を発揮してどこまで追い上げることができるか、大いに期待し、応援したい。

レースの状況は、以下の各リンクから確認できます。

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Photo: JHFパラグライディング競技委員会平木啓子の奮闘記

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