【大会レポート】Jリーグ第5戦 スカイフェスタ獅子吼高原カップ2024

スカイフェスタ獅子吼高原カップ2024
開催日:7月27-28日 開催エリア:石川県 獅子吼高原スカイレジャーエリア

Report&Photo(特記以外):JHFパラグライディング競技委員会

2024-07-27 Day1
Race to Goal 26.3km

毎年恒例、灼熱の獅子吼!
青い空に白い雲が浮かぶ予想以上の好条件に選手たちの気持ちも高まり、緊張感と興奮が入り混じる。
タスクはテイクオフ周辺を2往復し、恒例となった「そば処にわか」ゴールの26km。

スタート前は思いのほか条件が渋く、テイクオフ前のサーマルにしがみつく集団と最短距離の北尾根で待機する集団の2手に分かれた。スタート後、先頭集団の伊澤、花田、和田等は獅子吼のリッジを低く突っ込み、雲底まで着実に高度を稼いだ荒井、平木等がそれを追いかける。
レースが動いたのはゴール5km手前のダム。荒井が低く突っ込みサーマルにヒットしたのを見て、後続が続々と合流。このサーマルで抜け出しバンバンの稜線上をファイナルグライドした荒井がトップ、続いて入山が余裕のゴール。稜線に乗れず山際をベタベタで飛んだ3、4、5番の中村、伊澤、橋本はなんとか届いて3人仲良くノーターンフォローランディング。その後も続々とゴール者が出る中、並いるオープンクラスを相手にスポーツ小林敦が9番手ゴール。
終わってみると52人の大量ゴール! 空からの来客で名店「そば処 にわか」は大いに賑い、蕎麦は売り切れ! たっぷり空を飛んで、たっぷりゴール蕎麦を食べて、獅子吼高原を満喫できるタスクとなった。

Photo: Hiroki Nakamura

Photo: Hiroki Nakamura

2024-07-28 Day2
Race to Goal 30.7km

昨日の快晴からは打って変わって厚い雲に覆われた獅子吼。それでもテイクオフ前には薄日が差し、レースができる予感。午後には南西風が強く入る予報もあり、タスクコミッテイはテイクオフ周辺を3往復してメインランゴールの30kmを提案。
雲底1000mに70機がひしめきあい、12:00のレーススタートと共に一斉にグライドする姿はいつ見ても圧巻だ。

Photo: Hiroki Nakamura

序盤は北村が低くレースを引っ張り、1回目の沖出しでは宮田が果敢に突っ込む。沖からの帰り際で、しっかり雲底まで高度を上げて頭ひとつ抜け出た荒井が独走態勢に入る。花田、多賀、平木等が集団の力を活かし追いかけるも、そのまま荒井が逃げきり2日連続のトップゴール。その後も雪崩れ込むように連日のゴール者続出。後半は雲の吸い上げでバンバンのコンディションになり、諦めなかったリフライト組もゴール。
結局、懸念していた南西強風も入らず、素敵コンディションな獅子吼を堪能できた。やっぱり夏は獅子吼!夏と言えば獅子吼!
スポーツクラスでは、好調の小林がこの日もクラストップゴール。断トツのクラス優勝。
総合では荒井が完全優勝。尾神、鳴倉、獅子吼と3連勝で北信越Jリーグチャンピオンとなった。
山口校長をはじめ、いつも大歓迎してくれる獅子吼スタッフの協力もあり、2日間とも大成功の競技となった。これからも夏の獅子吼をよろしくお願いします!

大会結果

総合

順位 氏名 使用機体 得点
1位 荒井 大悟 Ozone Enzo3 S 1975
2位 入山 朋一 Ozone Zeno2 M 1861
3位 橋本 耕一 Ozone Enzo3 S 1838
4位 平木 啓子 Ozone Enzo3 S 1817
5位 中村 浩希 Ozone Enzo3 M 1812
6位 青木 和広 Ozone Zeno2 MS 1806
女子

1位 平木 啓子 Ozone Enzo3 S 1817
2位 山下 敦子 Ozone Enzo3 S 1706
3位 中目 みどり Ozone Zeno2 MS 1348
スポーツクラス

1位 小林 敦之 Ozone Photon L 1744
2位 下野 悠敬 Phi Scala2 19 1366
3位 杉山 卓也 Ozone Photon MS 1311
4位 大澤 彩花 Gin Camino xs 1306
5位 辻本 恵一 Ozone Photon XL 1293
6位 能祖 雄大 Ozone Photon ML 1289

関連リンク:スカイフェスタ獅子吼高原カップ2024(JHFパラグライディング競技委員会)(大会結果もこちらに)

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